コロナの影響により、「在籍する会社の経営が不安になったので、手に職をつけたいけど、未経験でどんな仕事があるのかわからない」などのお悩みをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
そんなお悩みを持つ方に向けてこの記事では「手に職をつける仕事」の職種紹介やメリット・デメリットやについてご紹介していきます!
目次
手に職をつけられる仕事とは

手に職をつける仕事の定義
簡単に手に職をつける仕事といっても実際に明確な定義はありません。
今回ご紹介する職種はあくまで「会社に依存せずに自分で稼げる力を持つこと」と定義をして進めていきます。
昨今、日本を代表する有名企業ですら人員削減が行われる時代です。
2019年にはトヨタ自動車が「終身雇用を維持できない」と衝撃的な内容を発表したのが記憶に新しいかと思います。
さらに、アフターコロナ社会では、WEB会議の普及、AIやロボットの活用でこれまで安定的に働けていたサラリーマンの雇用が奪われてしまうともいわれています。
今後は益々、手に職がないと、安心してお金を稼ぎ続けることは難しいと言っても過言ではないでしょう。
手に職をつける仕事の一例
手に職をつける仕事は、以下のようなものがあげられます。
- 美容師
- 看護師
- WEBデザイナー
- プログラマー
美容師や看護師のように資格が必要になる仕事をはじめ、デザイナーやプログラマーのように、資格が必要のない仕事もあります。
国家資格など、資格を持っていないとできない仕事は、比較的収入が高い傾向があります。
ただしその反面、競争率も高いため資格取得の難易度も高く、時間やお金がかかることが特徴といえます。
逆に、WEBデザイナーやプログラマーなど、IT系の新しい仕事は、資格がなくてもはじめられ、
仕事をしながらでも手に職をつけることができるため、オススメの仕事といえるでしょう。
手に職をつけるメリット

ここでは手に職をつけるメリットとデメリットをご紹介します。
一見、手に職をつけられると、メリットしかないように感じる方も多いのではないかと思います。
しかし、実際には需要が減りつつある職を選択してしまうと、職をつけたときには職自体の需要がなくなったり、
思うように稼げなかったりする隠れたデメリットも存在することは頭にいれておきましょう。
特に大事なことは、ITの発展により社会の変化が激化しているため、直近だけではなく、
未来を想像して職を選ぶ必要があるといえます。
手に職をつけるメリットは以下が上げられます。
- 学歴に影響されない
- 職に困らず人生が安定する
- 年収アップの可能性が高まる
手に職をつけるメリットは非常に多くありますが、まず第一に学歴に依存しなくなることがあげられます。
大企業では、一流大学卒でないと昇進昇格に影響したり、特定の大学出身者で学閥がつくられていることもあります。
このような学歴制限のある会社にお勤めの場合、手に職さえつければ、辞める選択肢を取ることができます。
リストラを恐れる必要もなく、会社にも依存しなくなるため、人生が安定して幸せを感じやすくなります。
さらに、サラリーマンでは役職や勤続年数などで、給料の額が決められていますが、
手に職があれば、社会の需要に合わせてあなた自身が値段を決められるので、収入アップを目指すことも可能なる
といえるでしょう。
また、起業やフリーランスになることで人生に自由度が増すことも大きなメリットといえます。
手に職をつけるデメリット
では反対に手に職をつけるデメリットはどんなものがあるでしょうか?
- 資格取得、スキル取得に時間やお金がかかる
- 採用市場の予測に沿って職選択が必要になる≒需要減少に伴い稼げなくなる可能性
手に職をつけるデメリットとしては、大きく2つあるといえます。
1つ目は、資格取得やスキル取得をする場合、実際に仕事ができるまでに非常に時間がかかることです。先述のとおり、収入が期待できる資格は競争が激しいため、年単位で時間がかかってしまうことがデメリットといえます。
2つ目は、選択する職種を間違えると未来に突然需要がなくなる可能性がある≒稼ぎにくくなる ことです。手に職をつける仕事を間違えてしまうと、今後、社会の急速な変化で、AIやロボットに職を奪われてしまう可能性があります。
例えば、入力作業メインの事務職で考えてみると、事務職リーダーになったとしても、
今後はRPAの普及で、24時間フル稼働のロボットが事務職数名分の入力作業も何倍もの処理スピードで処理していくと考えると、
稼いでいくことは難しくなってしまいますよね。
このようなことを防ぐためには、人にしかできない仕事を重視してどのようなスキルをつけるのかを考える必要があります。
資格不要!手に職がつけられるオススメの職業10選

資格不要で手に職がつけられるオススメの職業を5つご紹介します。
資格がなくても未経験で働きながら、手に職がつけられる仕事をピックアップしています。
また、何度も言いますが、今後の社会でも需要がなくならない仕事であることが大切です。
中長期的に需要が継続するであろうオススメの仕事5選をご紹介します。
1. プログラマー
プログラマーは、コンピューターを動かすためのソフトウェアやシステムを、
専門のプログラミング言語を使ってコーディング(コードを書く)していく職種になります。
特別な資格は必要ありません。
しかし、時代の需要に合ったプログラミング言語を使えることが必要になるといえます。
最近では、JavaScriptやPythonが人気のプログラミング言語です。
全く未経験という方でも、年齢が若ければ採用される可能性があります。
システム会社で働きながら多くの言語を覚え、プログラミングスキルを上げていくことで、
手に職をつけることができるお勧めの職種です。
2. インフラエンジニア
インフラエンジニアは、企業の情報システムを構成するコンピューター機材の構成をデザインしたり、
安定したネットワーク環境を整えるためのエンジニアリングをする仕事です。
昨今、IT化が進む社会の中では需要が減らないと言われている職種の一つです。
その理由は、企業のシステムを動かすネットワークインフラが動いている限り、仕事がなくなることがないためです。
最近では、便利なクラウドサービスが増えているため、クラウドサービスを活用した環境を構築できるスキルを学ぶとより付加価値が高まります。
プログラマー同様に、年齢が若ければ未経験でも採用される可能性がありますので、是地チャレンジしてみましょう。
3. WEBマーケター
WEBマーケターも、手に職をつける仕事としてオススメです。
現在では多くの企業でWEBサイトを複数運用していて、WEBサイトを最適化し続けることがどの企業も重要になっているためです。
WEBサイトを最適化するとは、具体的に以下のことを言います。
サイト来訪者の滞在時間を延ばしたり、申込を増やしたりする施策を考案し実装する
SEO(検索順位を上げること)を考え提案する
これまでのマーケティングの知識に加え、WEBサイトの言語であるHTMLやデータ分析のスキルがあると、より付加価値が高まるでしょう。
未経験での求人は少ないですが、今後も需要が下がらない、手に職をつけられる仕事といえます。
4. 施工管理
IT系の仕事を多くご紹介しましたが、建設業の施工管理も手に職をつけられる仕事です。
施工管理とは、建設現場を管理するスペシャリストで、端的にいうと現場監督になります。
現在では、大阪万博などで建設業界の人材不足状態が続いています。
さらに、日本の建築物の多くは、高度経済成長期に建てられているため、今後の修繕需要も多くあるでしょう。
専門人材の高齢化も起きているため、20代であれば未経験でも採用される可能性が高く、オススメの仕事です。
5. 福祉・介護士
福祉や介護の仕事は、高齢化が進む日本でますます必要になる仕事です。
AIやロボットが発展しても、福祉や介護のようなサービススキルの高い仕事がとってかわられることは考えづらいためです。
現在は給料が安い業界といわれていますが、介護×ロボット、福祉×AIのように、先端の技術と組み合わせて学んでいくことで、専門性を高めて、付加価値を上げることができるでしょう。
未経験でもチャレンジしやすい仕事であることも、オススメである理由です。
6. Webライター・コピーライター
Webライターとは、企業・個人から依頼を受けてwebメディアやブログ記事に紹介する商品・サービスの記事などを執筆する仕事です。
インターネットを通じてパソコン1つで、場所や時間を問わず、週1記事など自分のペースで仕事ができることから、副業としても人気の職業です。
一般的なジャンルには資格が求められない仕事ですが、専門性が高いテーマの場合はその分野での実務経験や知識・資格が求められることもあります。
最近では、個人でもクラウドワークスやランサーズ、ココナラといったクラウドソーシングサービスから、ライティングの案件を探すこともできます。
7. スマホアプリ開発のエンジニア
次にお勧めする職業は、エンジニアです。そしてエンジニアの中でも、スマホアプリ開発のエンジニアです。
スマホアプリ開発者の仕事は、WEB業界、エンジニア業界の中でも需要がとても増えている分野なので、転職・就職先は比較的多いと言えるでしょう。
年齢を問わず多くの人がスマホを持っていて、生活には欠かせない身近なものになっていると思います。そして、スマホに一つもアプリが入っていないという方はほとんどいないでしょう。
プログラミングを学習することや、学習する言語選びで悩んでいる方は、「本当にアプリ開発の仕事が自分に合っているのか」「その言語で目標を達成できるのか」を明確にしておくことが大切です。
自分の目標を明確にして、プログラミング言語を選ぶことが大切です。
8. 動画編集者
動画編集は、映像をつくる際の企画や撮影から、編集まで映像全体をデザインしていく仕事です。
5Gが普及すれば、スマホを使って見る映像コンテンツの需要がますます高まっていきます。そのなかで、個人で映像コンテンツを発信することは、手に職をつける意味で非常に重要です。
フリーランスの動画編集者として、将来的に自力で案件を得るためには、制作会社や広告代理店など動画メディアに関する事業を扱っている会社で動画編集者として経験を積むのもおすすめです。
制作会社や広告代理店では実際の仕事を通して、動画編集のスキルを基礎から学べるうえに、個人では経験できないような、大きな規模の案件にも関われるのがメリットです。
9. WEBデザイナー
デザイナーと聞くと、クリエイティブで芸術的な才能のある人しかできない分野のようにイメージされやすいですが、webデザイナーの場合は、独学からでも、十分に手に職つけられる職種です。
WEBデザイナーの具体的な仕事には、WEBページを作ったり、ロゴやバナー、サムネイルをデザインをしたり、クライアントの要望に沿った企画やページを作成することがあげられます。
ザインでは、HTMLやCSSといったサイトを構成するプログラミング言語のスキル、IllustratorやPhotoshopなどを使ったデザインスキルが求められます。
最近では、プログラミングコードの知識がなくても、スタイリッシュなデザインを作ることができ難易度は高くありません。
WEBページをデザインする仕事は基本的なデザイン力やセンスが問われますが、それらに加えて、打ち合わせの場面でのコミュニケーション力や分析力も必要となります。
10. 新規開拓の営業
営業の中でも、新規開拓の営業は、アポイントをとるところから、受注までもっていく能力を求められるので、どの業界に行っても役に立つスキルを身に着けることができます。
事務職などに比べて、未経験での採用も多く、経歴や学歴なども気にされません。
この先の社会では、売り方は対面からデジタルに変わっていくことが予想されますが、何かを売るとう本質は変わりませんから、自分なりのノウハウや経験を持つことで、手に職をつけることが可能です。
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手に職をつけるためにすべきこと

ここからは、手に職をつけるためにすべきことをまとめてお伝えしていきます。
手に職をつけるためにすべきことは、大きく2つです。
需要がなくならない仕事を選ぶ
選んだ職業は未来の社会でどうなるのか、しっかりと想像し、需要を調べておく必要があります。
特にAIやRPA、ロボット技術の進歩は加速度的に高まっているため、この先は職業の数自体が減っていく前提で、
需要を冷静に判断する必要があります。
働きながら手に職をつける
何度も言いますが、資格取得は時間がかかること、資格取得自体が目的になることが多いため、
働きながら手に職をつけられる仕事を探すことをお勧めします。
会社によっては、未経験で採用し、外部の研修などに参加させて、手に職をつけることを支援してくれる企業もありますが、
まずは自分がその職業に打ち込めるかどうかを判断するためにも実際の勉強を進めていきながら判断していくことも重要です。
これからの時代に役立つ資格
「手に職をつける=資格」と思いの方は多いのではないでしょうか。
もちろん、資格を持っていると就職や転職の際に有利に働くことが多いですが、どんな資格や仕事でも有利になるわけではありません。
とっても無駄にならない、仕事に生かせる資格を選ぶときには、3つのポイントがあります。
- これから伸びる業界で使える資格
- 業務独占しやすい資格
- 独立しやすい資格
これらのポイントを知っておけば、資格を取っただけで終わらずに、仕事やその後の将来に繋げられるでしょう。
「手に職をつける仕事」に関するよくある質問
資格なしで手に職をつけられる仕事とは?
資格を持っていなくても、手に職をつけられる仕事には、「プログラマー」や「インフラエンジニア」などがあります。
【後悔先に立たず…】文系からエンジニアを目指す際に気をつけた方が良いポイントを徹底解説!
手に職をつけるメリットはあるの?
手に職をつけるメリットとしては、「学歴に依存しない」という事や「仕事に困らず人生が安定する」という事があります。
【副業を始めたいエンジニア必見!】副業の始め方とメリットについて徹底解説
最後に
いかがでしたか?
簡単に手に職をつけるといっても様々な職業があることをご理解いただけたかと思います!
何れにしても楽をしてスキルを身に着けることは簡単ではありません。
手間と時間をかけてこそ養われていくものがスキルや知識、経験といえますので、
明るい未来を手に入れるためにも地道な努力を積み上げていくことも非常に重要です。
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