就職や転職をスタートする際に、専門的なスキルや知識・資格などは大きな武器になります。
ただ、何れも金銭的な負担が掛かるものなので、あれもこれもと手をつけることは難しいと考える方も多いのではないでしょうか?
そんな方にお勧めしたいのが、公的な職業訓練校です。民間で受講するよりも、経済的な恩恵なども大きいので、可能な限り受講して、手に職をつけたいところです。
しかし、勿論経済的な負担が少ない為、多くの志望者が職業訓練を申し込みがあることは何となく想像がつくと思います。それに伴い、職業訓練の面接試験をパスする難易度は高まっている!というのが現状です。
この記事では職業訓練校を受講するために準備しておくことや面接試験対策について詳しく解説していきます!
目次
職業訓練校の面接でみられるポイントは?

就業意欲
志願者がどれだけ就業に対して熱意を持っているか見ています。
職業訓練では、受講者の就職率がノルマとなっていることもあり、受講者の就職がどれだけ現実的であるか?が重要なポイントなってくるのです。
そのため、大前提として就業することへの志向性が高い志望者を見つけることが、面接官のミッションのひとつと言えるでしょう。
端的かつストレートに就業したい想いをアウトプットすることを意識してみてみるとよいでしょう。
誠実さ・真面目さ
職業訓練校側として就職率を高めるためには、受講者が規則正しく通学できる方かどうかが非常に重要になってきます。
熱意はあるが生活が乱れていて職業訓練に通えないようでは、職業訓練受講者として適しているとは言えません。
誠実さ、勤勉さ、真面目さをはじめ自分を律する力があるかどうかは職業訓練の面接において重視される部分なので、普段の生活から見直す努力を始めましょう。
受講目的の明確性
何度も繰り返しますが、職業訓練を受ける目的は、就業することです。つまり就業する意欲や熱意が高いかどうかを色々な角度の質問からチェックされます。
想定として、「どうしてこの職業訓練を選んだのか?」という質問がきた際は、「〇〇という仕事がしたいからです」と明確で強い意志を持って返答できるよう準備をした上で、面接に臨みましょう。
職業訓練の面接でのPRポイント
社会人経験があること
社会人経験がある方の場合は、ぜひPRしてください。身につけてきたスキル・経験について自信を持って伝えましょう。ただし転職回数が多い場合や短期離職経験がある場合は、他責な理由とならないように考えておく必要があります。
なぜ職業訓練を受ける必要があるのかを明確に
すでにおわかりかと思いますが、結論、就職訓練を受けなくても就職活動は可能です。その為、なぜ職業訓練を受ける必要性があるのか?について理由を明確化した上で熱意を持って動機を説明できるじょうに準備しましょう。何となく「手に職つけたいから」などの理由ではなく、「具体的にこういう仕事でこのようなスキルを身につけたい」といったように、具体的に語れるかどうかがポイントです。
面接の流れや注意事項について
当日のタイムスケジュール
9:30~挨拶・合否通知封筒への記入
10:00~筆記試験(20分)
11:00~個別面接(5~10分程度)
ポイントとしては、面接は筆記試験の後に行われますので注意しましょう!
面接の際の服装・身だしなみ
特に決まりがあるわけではありません。ただし、一般常識から考えて淡色スーツが無難でしょう。頭髪の乱れがないよう整えて、ヒゲなど綺麗に剃っておきましょう。
男性はなるべく黒髪の方がいいでしょう。女性は派手すぎる髪の色は避けた方が無難といえます。ワイシャツやブラウスは清潔なもので、靴には汚れなどないように磨きをかけておきましょう。誰でも意識すればできることをあたりまえにできるどうかは非常に重要です。これだけで印象が全然違います。
面接官の人数
訓練校によっても変わってきますが、一般的には2人というところが多いようです。
面接の所要時間
民間企業などの面接とは違い、約5~10分間が平均的です。まれに20分程度するケースもあるようですが、大体長くても15分程度と考えておけばよいでしょう。一対一の個人面談が一般的です。
時間が短い為、質問に対しても端的に答えられるように準備しておきましょう!
合否の連絡について
面接当日に自分で住所や氏名を記入した封筒に封入されて、結果が郵送されます。
通知が届く日程などは別紙のパンフレットなどで確認できるようですが、大体試験当日から1~2週間くらいの間に届くようです。
面接時の受け答えについての注意点
普段目上の方と話すように面接官と”会話”をするという意識で臨みましょう
緊張して面接では頭が真っ白になる!という人は多いと思います。そんな方におすすめなのが、面接官に「アピールしよう」と考えず「会話を楽しもう」と考えることです。というのも、実は緊張してしまう人ほど「良いことを言おう」とか、「上手に喋ろう」と考えてしまう傾向があるからです。
とはいえ、緊張は中々すぐになくなるものではありません。最も有効な対策としては、緊張して頭が真っ白になっても伝えたい言葉が口が覚えているという状況を作り出すこと=何度も何度も反復練習を繰り返すことです。
また、面接中はゆっくり喋るように意識すると、気持ちも自然と落ち着いてくるのでおすすめです。
面接官に先に緊張していることお伝えするのも少しリラックスする機会になりますので是非試してみてください!
質問に対しての回答は端的に結論から
質問に答えるときには、結論から話し、端的に答えることが基本です。一つの回答でだらだら喋ってしまうと、言いたいことが伝わらないだけでなく、面接官が他の質問をする時間も無くなってしまいます。先述の通り、20分もない面接なので、短く要点を絞って、リズムよく答えるようにしましょう。
退職理由などをネガティブに伝えない
こちらも何度も繰り返しますが、職業訓練の面接においても、対人能力や協調性などの考え方は会社と同じだとお考えください!受講生同士のトラブルを起こしそうな人は、やはり受け入れるわけにはいきません。
そのため、前職を辞めた理由を聞かれたときに、他責での伝え方は勿論、会社の悪口やネガティブな内容を伝えるのは絶対に避けましょう。人間関係で問題を起こしたことが無いことをアピールし、前向きにキャリアアップを目指している、ということを伝えるようにしてください。人としての信頼度を得ることが非常に重要になります。
想定質問例
実際に、面接時に聞かれる可能性が高い質問例は以下です!
- 職業訓練を受けようと思った理由
- 現在の就職活動の状況
- さまざまな年代の人とうまくやっていけるか
- この訓練で学びたいこと
- 職業訓練中に就職が決まったらどうするか
- 応募した訓練コースで何を学ぶか知っているか
- 希望の職種就けなかった場合はどうするか
- 前職を退職した理由
- 今までで一番がんばったこと
ご覧の通り、難しい質問内容は特にありません!
オーソドックスな質問が多いので、質問の本質に沿った端的な回答を準備しましょう!
どの質問に対しても総じて漠然とした表現や曖昧な表現は避けましょう!
面接準備で押さえておきたいポイント5選
自分の受講したいコースについて下調べをしましょう
まずはどんな職業訓練コースであるかを理解することが非常に必要です。
自分のことを知ってほしい気持ちはあると思いますが、職業訓練のニーズに応じていなければ本末転倒です。
インターネットを通じてさまざまな情報を取得し、自分なりにノートやメモ書きをまとめると良いでしょう。
面接の冒頭で必要な自己PR(自己紹介)の文面を書き出してまとめておきましょう
自己PRでは、職業訓練受講者に求められる「就職への意志」や「真面目さ」を含みつつ、何が自分に足りていないかを端的に述べましょう。
自己PRの作成に困っている方は以下のサイトなどを参照にするとよいでしょう!
■マイナビ Agent 自己PRの作成についてのサイト
https://mynavi-agent.jp/knowhow/pr/
想定質問と回答をつくる
先ほどあげた想定質問に沿って、それぞれの回答を準備しましょう!
また、反復練習する際、一期一句明確に記憶する必要はありません。箇条書きで必ず伝えたい項目だけをしっかりとインプットした上で練習する方がコミュニケーションスキルに自然さが出て評価される傾向にあります。
面接の練習
面接の練習は、客観的に自分を見られる環境を作ることが大切です。
もしも協力してくれる友人や家族がいるならば、その人に面接官の役をお願いして面接練習をすると良いでしょう。
ひとりで行う場合は、自分の姿勢を確認できる鏡の前で面接している自分を確認してみたり、
動画などで撮影して見返してみるのも有効な手段です!
表情や背筋、視線など、外から見なければわからないところが特に重要です。
面接当日に準備物や着ていく服まで用意を済ませておく
意外な落とし穴は面接の服装です。職業訓練の面接での服装はスーツが望ましく、もしもスーツがない場合も出勤を意識した服装にしましょう。
直前で衣服をそろえると、面接当日に違和感が生まれてしまうので、早めに何を着ていくか決めることをおすすめします。
最後に
いいかがでしたか?
今回は職業訓練の面接について解説させていただきましたが、大前提、面接時間を除いては、民間の面接と大差ないと思っていただいてよいかと思います!
どちらの場合でも周到な準備が非常に重要になりますので、しっかりと受講生として相応しい!という評価を受けれるように面接に臨みましょう!
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