環境の変化やライフスタイルの多様化によってさまざまな働き方が出てきました。そしてフリーランスエンジニアとして会社に依存せず働く方が増えています。
フリーランスの仕事中でも、特にエンジニア職は場所を問わず働くことができるため、今増えてきているテレワークとも相性が良く注目されています。
そしてそんなフリーランスエンジニアになるためにはどう勉強すればいいか、また未経験から目指すことはできるのか気になっている方は多いと思います。
そこで今回は未経験から独学でフリーランスエンジニアになるための学習法や必要なスキルなどを解説します。
そもそも独学で フリーランスエンジニア になれる?

フリーランスエンジニアになるためにはエンジニアとして企業で数年の実務経験を積んだのちに独立するというのが王道のパターンになります。そのため未経験でしかも独学でフリーランスエンジニアを目指すのは無理だと考える方も少なくないと思いますが、実際完全未経験からスタートしてフリーランスエンジニアとして働いている方はたくさんいます。このことから未経験からでもフリーランスエンジニになることは十分可能だと言えます。
ですが具体的になぜ未経験からでもフリーランスエンジニになれるのでしょうか?
エンジニアの需要が高まっている
現在IT技術の発展でIT企業だけでなく一般の企業も何かしらのITシステムを使っています。さらにそのITシステムを開発したり保守運用するのはエンジニアの仕事です。しかし、仕事の数に対してエンジニアが足りていないのが現状です。そのため、エンジニアが欲しい企業は正社員だけでなく派遣やフリーランスなど雇用形態に関わらずエンジニアを確保したいというのが現状で、企業からのエンジニア需要は高まっているのです。
情報収集がしやすくなった
YouTubeや口コミサイト、ブログなど様々なプラットフォームが普及したことにより、以前に比べて、働き方や案件獲得の方法などのフリーランスエンジニアとして実際働く方の情報を収集するしやすくなっています。また、法改正などもあり、働き方が多様化してきたことで、複業やダブルワークもし安くなり、副業をスタートするエンジニアも増えています。
未経験でもスキル次第で稼げる
フリーランスは会社員のように年功序列ではなくスキルをみられます。そのため未経験であってもスキルさえあればしっかり稼ぎぐことがでます。そしてそれは求人を探すときにも同じことが言えて、フリーランス向けの案件情報サイトやクラウドソーシングサイト上で検索すると、エンジニアの種類や言語、単価など募集条件を絞り込むことができるため、未経験からでも応募出来る案件の数は決して多くはありませんが、スキルさえあれば自分のレベルにあった案件を探し出す事は不可能ではないでしょう。
フリーランスエンジニア を目指す前に
独学でフリーランスエンジニアを目指す前に必ず確認しておかないといけないポイントがあります。ここでは事前に確認しておくべきポイントを解説します。
どんなエンジニアになりたいか
エンジニアといっても種類は様々で、例えば「システムエンジニア」「プログラマー」「Webエンジニア」「インフラエンジニア」「セールスエンジニア」などがあります。そしてそれらのエンジニアに必要なスキルはそれぞれ違います。なのでまず自分が目指すエンジニア職種は何かを決めて、その職種にはどんなスキルが必要になるのかを事前に把握しておかないといけません。
プログラミングスキルだけではダメ
前提としてエンジニアになるにはプログラミング言語は必須ですが、それだけではありません。実際プログラミングを使って開発をする前に、開発をするための環境を構築しないといけません。また、開発を効率的に進めるために様々なツールを使います。このことからわかるようにエンジニアとして業務を行なっていくにはプログラミングスキル以外にも幅広い知識やスキルが必要になるので、案件を受注する前に身につけておきましょう。
初心者におすすめな案件と必要なスキル

未経験から独学でフリーランスになって案件を獲得するには難易度が高いものは避けた方がいいです。難易度が高かったり、希少なスキルが求めらる案件は報酬ももちろん高額になりますが未経験から受注することはほぼできません。なので単価が安かったとしても難易度が下がる案件を受注するのがいいでしょう。そしておすすめな案件の種類はWeb制作です。
Web制作がおすすめな理由としてはWeb制作に必要なスキルの習得が比較的容易だからです。
Web制作の案件を受注するのに以下のスキルがおすすめです。
- HTML
- CSS
- Bootstrap
- JavaScript
- WordPress
HTML・CSS
HTMLはどんな文章や写真を表示したりするかといったようなWebサイトの骨組みを作るための言語です。そしてCSSは色をつけたり配置を整えたり、Webサイトのデザインを整えるための言語です。これらの言語は文法もすごくシンプルなので初心者の方でも習得がしやすくなっています。またHTMLとCSSだけでもWebサイトを作ることは可能です。逆にこの二つの知識がないとWebサイトが作れないので必須のスキルと言えます。
Bootstrap
Bootstrap(ブートストラップ)はtwitter社が開発したCSSのフレームワークです。フレームワークとはある複数の機能やなどをまとめたものです。CSSのフレームワークであるBootstrapはデザインのテンプレートをまとめてくれているので、それを使えばデザインの知識がなくても見た目の整ったWebサイトを作ることができ、また1からデザインを作り上げる必要がないので効率的に作成することがきます。
JavaScript
JavaScriptはWebサイトに動きをつけるための言語です。前述しましたがHTMLとCSSがあればWebサイトを作ることはできます。しかし表現の幅に限界があります。また現在のほとんどのWebサイトでJavaScriptが使われているため必須のスキルだと言えます。JavaScriptでは具体的にはコンテンツを動的に変化させたり、サイト内にアニメーションをつけたりすることが可能です。
WordPress
WordPress(ワードプレス)も世界的に利用されているブログ構築のオープンソースソフトウェアで、インターネット上にあるWebサイトの40%がWordpressを使用しています。豊富なテンプレートや機能を駆使してホームページを作り上げるためのソフトとなっています。必須のスキルではありませんが習得しておくことでコーポレートサイトやオウンドメディアの構築などWeb制作関連で受注できる案件の幅は広がります。
学習の流れ
独学でエンジニアを目指すためには正しい手順で学習する必要があります。ここでは独学でスキルを身に付けるための流れを解説します。
学習サイトで基礎学習をする
まずはプログラミングの基礎を学びましょう。書籍を用いて学習することもできますが、学習サイトの方が初心者向けに作られているので挫折しにくいです。基礎学習後に書籍や動画教材など実践に必要なスキルなどを習得していきましょう。
学習サイトについて解説した記事はこちら: 【ITエンジニアを独学で目指す方必読】おすすめプログラミング学習サイト5選
実際に動作するサイトを作る
ある程度基礎のスキルが身に付いたら、既存Webサイトのコードを参考にして真似て作ってみましょう。実際に1から作成することでどのような構成やデザインになっているかなど実践的に体感することができます。
オリジナルのサイトやアプリを開発する
上記のステップで模倣サイトをいくつか作成したら、次はいくつかオリジナルのWebサイトを作ってみるのが理想的です。0から製品を作り出す経験を積むことで格段にスキルアップできます。また案件を受注する際にスキルを証明するためのポートフォリをにもなるので案件を受注するまでに必ず作成しておく必要があります。
ポートフォリオに関する記事はこちら: 【未経験エンジニア必見】 ポートフォリオ 作成時の4つのポイント
案件の獲得方法
最後に、未経験者がフリーランスエンジニアとして案件を獲得するための具体的な方法を確認しておきましょう。代表的な方法は以下の3パターンと言われています。
クラウドソーシングを利用する
エンジニアに限らずフリーランスという働き方が増えてきた背景には、クラウドソーシングサービスの台頭が挙げられます。自分の好きなタイミング・ペースで仕事探しが出来る事が魅力のクラウドソーシングです。案件も簡単なものから難しいものまで幅広くあります。まずは単価が安くてもいいので簡単なものを受注して実務経験を積んでいきましょう。
友達や知人から案件をもらう
友人もしくは職場でエンジニアが不足しているという人が居ればその人から案件を紹介してもらうという方法もあります。メリットとしては自分の知り合いであればある程度融通が効くので初心者の方で友人や知人でサイト制作などできる人を探していればまずはそこから実務を始めてみましょう。
クライアントへ直営業する
クライアントへ直接営業をかけてるという方法もあります。クラウドソーシングや求人サイトに掲載するには手数料がかかるため、人手が必要だったとしても、掲載していないパターンも多いです。ポートフォリオや自分の強みなどをまとめた提案文を作成した上で電話やメールでアプローチをかけていきましょう。
まとめ
今回は未経験から独学でフリーランスエンジニアを目指す方向けに必要なスキル、学習の流れ、案件の獲得方法を解説しました。
今はエンジニがどこの企業でも足りていないので、未経験からでも案件を獲得するチャンスはあります。
また今では初心者向けの学習サイトやプログラミングに関する書籍などもたくさんあり、独学でもエンジニスキルを身につける環境が整っています。
なので正しいステップを踏めば未経験から独学でフリーランスエンジニアになることはできます。未経験でフリーランスエンジニアへの挑戦を迷われている方はまずプログラミング学習サイトの基礎学習から始めてみましょう。
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