IT業界の発展によりエンジニアやプログラマーという言葉をよく聞くようになりましたが、どのような仕事内容なのでしょうか？
今回は、プログラマーの種類と将来性、目指す上で必要なことをご紹介していきます。これからプログラミングを始めようと思っている方や、プログラマーに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください！
目次
プログラマーとは
プログラマーは、プログラミング言語を用いてシステム開発を行う職種のことです。よくシステムエンジニアと勘違いされがちですが、正確にいにいうと違います。システムエンジニアは開発の仕様書を作成し、開発全体の指示を出したり、実際に開発やテストを行ったりと業務範囲が幅広いです。プログラマーはシステムエンジニアが設計した仕様書通りにプログラミングを行って、正常にシステムが動作するかテストするのが主な業務になります。
また、企業によっても業務内容が違ったり、プログラマーの種類によっても仕事内容や使用するプログラミング言語は異なってきます。
プログラマーの種類
プログラマーにはさまざまな種類が存在します。企業によっても定義が違うため正確に分類することは難しいのですが、今回は大きく分けて、５つに分類してご紹介していきます。
Webプログラマー
Webプログラマーは、Webサイトの開発に必要なプログラミングを行う仕事です。
私たちが日常で使う不SNSやECサイト、会員管理システムなどのさまざまな種類のWebサイトやシステムが、プログラマーが書いたコードによって動いています。WebエンジニアはWebサイトの見た目を表示するためのHTMLやCSSやJavaScriptといった知識が必要になります。また、お問い合わせフォームやデータベース連携など、サイトの裏側にあたるシステムはPHP、Rubyなどのサーバーサイドの言語を用いて開発をおこないます。中小規模のシステム開発の場合、サイトのデザインから構築までを全て引き受ける場合が多いです。一方で、大規模な開発になればシステムエンジニアと一緒に、長期間かけて同じプロジェクトに関わることもあります。
ブラウザー、プログラミング、データベース、サーバーなど、ITに関する幅広い知識が必要になる職業です
アプリケーションプログラマー
アプリケーションプログラマーは、PCやスマートフォンにインストールされたアプリケーションのシステムのプログラムを担当します。現在、アプリケーションはほとんどの人が利用していると思います。そのため多くの人々によく利用されるシステム開発を行いたいことにとって、アプリケーションプログラマーはすごくおすすめです。 アプリケーションのプログラミングでは、アプリの目的や開発方法に合わせてプログラミング言語を選択され、特にJava、C#などの言語がよく使われます。また最近では、統計解析や人工知能の分野ではPythonが使用されます。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーはゲーム制作を行うプログラマーです。他の一般的なシステムやアプリケーション開発とはまた違った知識が求められます。例えば、ゲーム内のキャラの動きやゲーム内の映像の移り変わり、グラフィクス描画などの設計・実装などがあります。現在ではスマホゲームやソーシャルゲームの人気が高まっており、需要も人気も高い職業になっています。言語で言うと家庭用ゲーム機でのゲーム制作にはC++がよく用いられます。スマホ用ゲームの制作の場合、C#が主に用いられています。理由としては多くのスマホゲーム制作会社が利用しているゲーム開発エンジンのUnityでC#を用いることになるからです。また、ゲームプログラマーの求人はゲーム制作会社によっては募集の段階で開発言語のスキルを必須として採用活動を行ってるのが現状です。
組み込み系システムプログラマー
組み込み系システムプログラマーは、みなさんが日常で利用する家電製品やカーナビなどに組み込まれているプログラムの開発を中心に行うのが仕事です。
今では当たり前になりましたが、携帯電話やスマートフォン、デジタルカメラ、炊飯器、エアコンなどあらゆるものに組み込みシステムが利用されています。
組み込みを行うハードウェアごとにシステムをカスタマイズしていく技術が必要です。プログラミング言語で言うとJava、C++などがよく利用されています。特徴として、組み込むハードによって業界も違うので幅広い業界で働くことも可能です。
汎用系システムプログラマー
汎用系システムとは、大企業や政府機関など向けの高性能・集中処理型の大型コンピュータのことで、この基幹システム開発を行うのが汎用系システムプログラマーです。
汎用系システムのバージョンアップを行う際、設計書や利用者のソースコードの確認などの業務をおこなうことになります。この際、汎用系システムプログラマーのスキルは非常に役立ちます。
近年では保険会社、銀行やクレジットカード会社などの大手金融機関の基幹システムの再構築や運用保守の業務が多いです。主な使用言語は、COBOLという言語で、汎用系システムプログラマーになるためにはCOBOLの習得は必須になるでしょう。
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プログラマーの将来性は？
それでは、今までご紹介してきたプログラマーの将来性はどうなのでしょうか？T関連業界において退職者の数が入職者を上回ることが予想されており、さらにIT人材の平均年齢の上昇・高齢化も進むことで、このIT人材の需要と供給にギャップが生まれIT業界は人手不足になっています。
このIT業界の人手不足は逆にIT業界の需要が高まっているとも言い換えることもできます。そんなIT業界の中でも、プログラマーの需要はより一層高まっていくと予想されています。理由としてはプログラマーがシステムを作成するため、企業にとってはプログラマーがいないとシステムが作れず、仕事が成り立たな句なるからです。またIT業界以外でもIT技術の導入が当たり前になってきているので、ほとんどの企業にとってプログラマーの存在価値は大きく、将来性は非常に高いと言えるでしょう。
プログラマーに求められるスキル
前章でプログラマーが将来性の高い職業であることは分かりました。実際それを聞いて、プログラマーを目指そうと思う方もいらっしゃると思います。そんなプログラマーになるためにどのようなスキルが必要になるのでしょうか。
プログラミングスキル
プログラミングスキルはプログラマーにとって必須のスキルと言えます。自社開発の場合は既存システムで主に使われているプログラミング言語が決まっていることがほとんどなので、その言語を学習して習得すればいいでしょう。
受託開発の企業の場合、クライアントによって扱うプログラミング言語が異なるため、少なくとも2～3言語くらいには扱うことになるでしょう。全ての言語を完璧にマスターしなくても、基本的な解読ができる程度のレベルは最低限必要になってきます。
また、プログラマーはプログラムを書く際に処理速度が遅くならにようなコードの書き方が求められます。そのため、ただ指示通りのプログラムを書くだけでなく、自分で考えてコンピュータに負荷がかからないようコーディングを行う必要があります。
デバッグスキル
デバックとは、プログラムのバグや欠陥を発見し、修正を行い、仕様書通りに動作させるための作業です。システムが完成したとしても、実際に使ってみると仕様書通りに動かない場合が多々あります。そのため、プログラマーはその不具合やミスをすべて見つけ出し、プログラムの書き直しを正確に行うスキルが求められます。
コミュニケーションスキル
プログラマーは一人で黙々とプログラミングをすると認識している方も多いと思いますが、実際はシステムエンジニア等やチーム内メンバーとコミュニケーションをとりながら業務を行います。システム開発において、情報の共有は必須になるため、コミュニケーションスキルは欠かせません。
プログラマーに求められるスキルとして３つをあげましたが、より重要なスキルが、プログラミングスキルです。これがないとプログラマーやエンジニアと技術的な話をする際にコミュニケーションも取れないですし、テストやバグ修正といった基本的な業務もこなせません。そのためプログラマーにとってプログラミングスキルはが備わっているのが必須条件になります。
プログラマーになるためには？
プログラマーにとってプログラミングスキルが必須あると述べましたが、具体的にどのようにプログラミングスキルを身につけていけば良いのでしょうか？今回は独学で学習する場合と、プログラミングスクールで学習する場合をご紹介します。
独学で学習
独学のメリットとしては、仕事や学校に火曜いながらでも自分の好きな時間に自分のペースで学習することができます。プログラミングに関するまた、プログラミング学習サイトや参考書を利用することで、自分の学習したい、ものを学ぶことができます。
デメリットとしてはわからないことがあっても質問ができなかったり、学習ペースなどは自分で決められるのでモチベーションを維持するのが難しいというとこがあげられます。
プログラミングスクールで学習
プログラミングスクールの場合、独学と違い、スクールの入会費や受講料がかかります。低価格のところでも12〜30万円ほどかかるでしょう。しかしその分わからないことがあっても講師に質問ができるため効率的に学習することができます。また、スクールによっては転職サポートも受けれるのでプログラマーを目指す方は最短でプログラマーを目指せるスクールがおすすめです。
独学とプログラミングスクールのメリットデメリットを解説した記事もございますのでぜひご参考にしてください。
未経験エンジニアが知っておきたい WEB業界 の４つの職種ついて
まとめ
日本のIT業界ではプログラマーはまだまだ不足してるため、今から目指すのも遅くはありません。プログラマーになることは簡単ではないですが、自身のスキルレベルによって給料も変わるのでやりがいがある仕事だと言えます。プログラマーに興味のある方、ぜひ自分の目標実現のために学習してみてください。
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