前回、こちらの記事で見た目編を解説致しましたが、今回はその後編にあたる「話す内容編」について、詳しく解説していきたいと思います!
また、この記事はあくまで参考程度にしていただき、そのまま引用するなどオリジナル性に欠けないように意識してもらえると幸いです。
では、早速みていきましょう!
目次
想定質問について
受ける企業によって、質問の内容などは異なりますが、大体は以下に紐づく内容に集約される為、大枠でこんなことが面接では聞かれると把握しておくとよいでしょう!
よく、言われる想定質問は以下が挙げられます!
- 自己紹介
- 自己PR(強み)
- 就職活動軸
- 志望動機・志望理由
- キャリアビジョン・入社後の目標
- 質疑応答
項目を見て頂いてもわかるように、そこまで回答に困るような質問はないかと思います。
もっとも大事なことは、それぞれの質問にうまく回答することではなく、いかに自分らしさを表現できるかにあるということを大前提理解しておきましょう。
採用側は最近の学生は大体みんな同じことを言う・・・とオリジナルに欠けることに対して魅力を感じません。
あなたらしさを表現することで、他の学生とも差がつき、自社にフィットする人材かどうかの見極めがしやすくなるという面接官の視点を覚えておきましょう。
それでは後述ではそれぞれの質問に対して、気をつけるポイントについて詳しく解説していきます!
自己紹介で大切なこと

自己紹介で気をつけたいのは、①話のボリュームと②端的に答えられているかの2つがポイントです!
話のボリューム
大体、自己紹介を回答する際の時間の目安は30秒~1分ぐらいの時間に収めるということを覚えておきましょう!聞き手も人ですので、長々と自己紹介をされてもその内容を全て記憶することは非常に難しいです。
そのため、自分が深堀ってもらいたいポイントを端的かつ明確にお伝えすることを意識して回答しましょう!
中には、血液型や星座、趣味などを盛り込む方もいらっしゃいますが、あくまで自己表現の場ですので、正解不正解はありません。内容の構成よりも、あくまで時間が大事ですので、長すぎる内容にならない程度に自己表現ができる内容でお伝えしましょう!
端的に回答できるているか
先述の通り、これが正解という内容は存在しませんが、
一般的には、以下の項目で構成すると良いとされています。
- ご挨拶・お時間を頂いたお礼
- 名前
- 出身大学・学部学科
- 学校で主に学んでいること
- 部活・サークル・アルバイトなどの注力しているもの
- 補足があれば趣味やパーソナリティーを伝えられるもの
例えば、学生時代に注力していることでPRしたい項目に関しては漏れなく伝えられるようにしておきましょう!
自己PR(強み)で大切なこと

いわずもがですが、この質問に対しての回答は非常に重要です!
自己PRとは、つまり企業があなたを採用するメリットです。自信を持っていること、先輩や後輩より評価されたこと等々を元にまとめてみましょう。
限定的な内容ではなく、汎用性の高いポータブルスキルであることが最も重要です。また、その証明としてエピソードベースで話せる内容が最も望ましいといえます。
【回答例】
私の強みは●●●●です。大学の●●(力を入れたこと)では主に●●●を担当しておりました。
そこでは●●●といった取組みをして参りました。(強みの証明ができる具体的エピソード)
結果、●●●という実績を残すことができました。
貴社においてもこの●●●(強み)を●●(どのように)活かし、早期に戦力として活躍できますよう全力で勤めてまいります。
ここで気をつけたいポイントは、
証明できるエピソードがないものを強みとしていないかどうか?定性的な情報だけではなく定量的な情報もふまえて強みをアピールできているか?だ重要です。
面接官はあくまで、あなたの話す内容を聞いて強みを判断するわけですので、具体性に欠ける曖昧な表現≒作り話?または強みといえるものがない方?という印象を受けてしまいます。
必ず強みが体現されたエピソードとセットでお伝えできるようにしましょう。また、定性面だけでは、そのエピソードがどれぐらい凄いものなのか判断が難しくなります。そのため、規模感や難易度を伝えられるように定量要素(順位、期間、人口、売上等々)も盛り込んだ内容となるよう心掛けましょう!
就職活動軸で気を付けるべきポイント

就職活動軸を聞かれることはよくあると思いますが、そもそもなぜ就職活動軸は聞かれるのでしょうか?
面接官の立場になって考えてみましょう。
面接において悩むのは、学生だけではありません。面接官はわずか15~30分の時間でどういう学生かを知る必要があります。つまり短い時間で価値観や考えなどを判断するためには、価値観や考えが集約された就職活動軸を聞くことで、どんな仕事を探しているのか?またそれはなぜかを理解する近道となります。
そのため、まず大事なことは就職活動軸と実際行動の一貫性のあるかどうかを意識しましょう。この一貫性が欠けてしまうと面接官としては、何を考えているのかよくわからない・・・軸が定まっておらず入社後ミスマッチとなりそう・・・などの懸念となってしまいます。
面接の質問集の答えに1つ1つ完璧なものを用意するのではなく、点と点が線となるような一貫した自分を創り、アピールすることが鍵となります。
また、他社選考状況を聞かれるのは、この就職活動軸と実際に活動に一貫性があるかどうかを見られるために聞かれているという認識でいましょう。
ここがズレてしまうと、考えの浅さや軸への信ぴょう性が伝わってしまいます。
面接官は価値観や考えがよくわからない、理解できない方を評価することはないということを頭にいれておきましょう!
志望動機・志望理由

企業にとって志望動機こそ「Will(将来像)」を把握、自社で実現可能かを判断する重要なパートです。
ここで意欲を伝えてもらいたいのに伝わらないと企業側はがっかりします。
志望動機は、「どこに興味を持っているか」「なぜ働きたいと思ったのか」「どんな仕事がしたいのか」を 明確にする必要があります。
○ 「御社の●●という製品を生み出した●●技術に大変興味を持っています。」
○ 「御社の世界最小・最軽量という製品を生み出すチャレンジングな社風に魅かれ、
自分でも世界一のものづくり にチャレンジしたいと思いました。」
○ 「研究を通じて御社の検査機器を使用しており、本当に使いやすい製品だと思っていました。
御社にてユーザー 視点でのものづくりを私もしてみたく入社を希望しました」
× 「●●から紹介されたから」
× 「マイページにDMが届いたので」 これは「応募のきっかけ」であって「志望動機」とは言えません。
志望動機は「企業が求める事」と「自分がやりたい事」の接点を考えることではっきりしてきます。
まずは企業情報(企業概要・仕事内容)を収集した上で、自身のwillとマッチしている点を探すことからスタートしましょう。ここが明確にならないと企業側へ志望度の高さを伝えることは非常に難しくなります。
魅力に感じた部分、自分の就活の軸になぜそう思ったかの理由をプラスすることで相手にどんな人物かを想像させたり、頑張れる、活躍できるということの納得感を持ってもらうようにすることをお勧めいたします。
キャリアビジョン・入社後の目標

具体的な目標を持っているのかどうか、5年後、10年後どのようになっていたいかと問う質問です。
将来どのようになりたいのか、どのようなことに取り組みたいのか、そのために入職して何をしたいのか。明確にしてご説明できるよう準備してください。
この質問では、定着できる人材かどうかを見ている企業も多く存在します。
いわずもが仕事はどれも楽なものは存在しません。それを前提とした場合、問題や壁がでてきた際にいかに乗り越えられる人材かを判断するにあたって、その方がこの会社で目標としていることの難易度や意欲、視座が高ければ高いが程、小さいな壁や問題があった際も挫折せずに乗り越えていける人材だと判断されるわけです。
逆に、目標の達成難易度が低かったり、意欲が弱いと壁や問題にぶつかった際に、すぐにおれてしまい道半ばでリタイアする可能性がある≒長期定着が見込めない人材と判断されてしまいます。
このように面接官からみられているという前提で内容を組み立てることをお勧めいたします。
質疑応答

一見質疑応答ではそこまでジャッジされていないと思う方も多いかもしませんが、質疑応答も重要なジャッジ項目としてみられています。
質問の内容により、先述のキャリアビジョンを本気で実現しようと思っている人かの判断や、自社に対しての興味度合いを測る上では非常に大事な項目になります。
福利厚生や給与形態、採用条件に関する質問は、条件だけが気になる方で、仕事内容や事業内容に関心がない方という印象になると、面接官はそれまでの志望動機やキャリアビジョンで話した内容はそこまで重要ではなく、この学生は条件面のみで仕事を選ぶ方なんだな・・・というネガティブな印象を持ってしまいます。
そのため質問では、条件(企業の見た目)の部分だけではなく、企業の価値観や性格を理解するための内容の方が好ましいということを理解しておきましょう!
最後に
いかがでしたか?
今回は前回の見た目編につづき、内容編を記載させて頂きました!
前回の見た目編の内容も今回の話す内容編もどちらも大事なのが面接です。
どちらもぬかりなく準備した上で面接に臨むようにしましょう!
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