22卒の新卒公募が解禁となり、これから面接を控える方も多いのではないかと思います。
そんな中、「中々面接が通過しない・・・」という悩みを抱えている新卒就活生に向けて、面接官の視点からすぐ実践できる面接テクニックについて、想定質問毎に詳しく解説していきます。
あくまで個人の見解も入りますので、そのまま引用するのではなく、自分の面接スタイルに合わせて活かせるものを取り入れるなど、参考にしていただけると嬉しく思います。
業界が偏りますが、エンジニアを目指されている方向けの面接対策記事はこちらをご参考ください。
目次
面接の構造を知る

想定質問に移る前に、まずは面接の構造を理解するところからスタートしましょう!
面接官が学生をジャッジする際に、みているポイントは大きくわけて2つとなります!
そのポイントは以下、
- 見た目
- 話す内容
一見、そらそうだろ・・・と思う方も多いかと思いますが、ここで押さえておきたいポイントは、面接準備の際に話す内容に関しては皆さん用意周到に準備されていますが、見落としがちなのは見た目の部分。
ここでいう見た目というのは具体的には、
- 挨拶
- 表情
- 話し方
- 姿勢
- 動作・アクション
- 服装・身だしなみ
を指します。
以外と知られていない事実ですが、話す内容もさることながら、この見た目の部分でお見送りになるケースも実際には非常に多いという事実があります。
後述にこちらについて、面接官視点でどのような点も見ているのか解説していきます!
見た目の部分の押さえておくべきポイント
挨拶
こちらは、言わずもが社会人としてだけではなく、人として大事になる部分であるわけですが、面接官がみているのは、面接官の自分に対してだけではなく、オフィスですれ違う社員などに対してどうか?という視点でみています。
恐らく面接官を前にして挨拶をしない人はいないと思いますが、受付や待合室で待っている際にすれ違う社員様などにも挨拶できているでしょうか?
あくまでオフィスですれ違う方は今後一緒に働く可能性のある人であるわけですから、人を選ばず、オフィスでお会いする人には漏れなくご挨拶をしましょう。
以外と、元気のよい挨拶をする人などには、面接官以外の社員が「受付の面接の方、すごく印象が良かった」などの話しになることが頻繁にあります。受付から面接が始まっていることを認識しておきましょう!
表情
次に表情。こちらはも言わずもが理解されている方も多いと思いますが、印象に大きく影響を与えます。
大事なのは、どれだけ緊張していても、その場の空気などをくみ取って同調できるかどうか?例えば、厳格な雰囲気の際に一人だけへらへらと笑っていては、この方は空気を読めない方なのか?という印象に繋がり兼ねません。
面接官や面接の空気感を読み取り、その空気に合った表情をすることが大事なポイントです。
話し方
話し方で気をつけたいのは、アイコンタクト、声のボリューム、話すテンポ、話の序列です。
緊張するとどうしても目線がずれたり、声のボリュームが小さくなったり、早口になったり、必要以上に話しすぎてしまう方も多いかと思います。
ここで押さえたいポイントは、緊張しても目を見て話すこと。またいつもよりも少しスローペースで話すことを意識すること、全て伝えようとせず、結論から話し補足説明は可能な限りシンプルにお話しすることが重要です。
少し物足りないかな?少しスローペース過ぎるかな?ぐらいの塩梅でアウトプットを意識すると、面接官側は、緊張しているけど端的にまとめてまた落ち着いてアウトプットできる方という好印象につながることが多いので押さえておきましょう!
姿勢
一見見落としがちなのではこちらの姿勢について。
まず大前提として、足を組む、腕を組む、机に肘をつく、背もたれにもたれるは問題外なので常に意識しておきましょう。
特に緊張している場合は、姿勢は良くなりやすいですが、逆にフランクな面接官などの際に、気が緩んで上記の姿勢になっていることはないでしょうか?
どれだけ親しみやすい面接官でも、親しき仲にも礼儀ありです。気の緩みが起こらないように常に意識しておきましょう。
動作・アクション
ボディーランゲージが癖だという人も多いのではないでしょうか?
ここでいう動作・アクションとはボディーランゲージというよりも、例えば貧乏ゆすりや、頭を掻いたり、体が揺れて落ち着きがないかどうかという意味合いで解釈をしてください。
ボディーランゲージは特段マイナス評価に結び付くことはないので、気にする必要はないですが、単純に落ち着きがないとされる行為はネガティブな印象に結び付く可能性が高い為、ひざの上に手は固定しておくなど、意識的に落ち着いた印象を与えられるよう心掛けましょう!
服装・身だしなみ
後述で詳細はご説明しますが、見た目を判断する中で服装や身だしなみは非常に重要な項目といえます。
また、実際服装や・身だしなみを理由に返答内容などは良かったものの、お見送りになるケースが目立ちます。
では、具体的どんな落とし穴があるのか見ていきましょう!
印象を決定づける服装・身だしなみ

ここからは具体的に服装・身だしなみでみられているポイントや、NG例、逆に評価される例なども交えて詳しく解説していきます。
スーツ
新卒の場合は、リクルートスーツが一般的ですが、黒やグレーなどの派手ではないものであれば特に問題はありません。それよりも上下セットアップかどうかや、靴下の色、ベルトと靴の色が統一されているか、スーツがしわや毛玉がついていないかなど清潔感があるかどうかが重要です。
しわだらけのスーツでは非常にだらしない人という印象に繋がり兼ねませんので、気をつけるようにしましょう!
髪
頭髪の乱れは非常にだらしなくみえます。寝ぐせがたっていないか、長すぎないか、色が明るすぎないかの3点をベースに整えるようにしましょう。こちらもスーツ同様に清潔感が非常に大事なポイントですので、意識するようにしましょう。
香水・アクセサリ・小物
こちらは特に重要になります。時計以外は原則つけないようにしましょう。
特に香水などの匂いが強いと印象が悪くなりますので、気をつけることが必要です。
髭
男性の場合、必ず髭は面接当日の朝に剃ってから臨むようにしましょう。
こちらも清潔感や身だしなみの管理が出来ているかどうか?という観点で見られていますので、気をつけましょう!
ネクタイ
こちらも注意が必要です。
夏のシーズンになるとクールビズ推奨などでネクタイはしなくてよいという企業も実際には存在しますが、必ずつけていくことをお勧めします。
ネクタイをつけて臨んだ際に、企業から暑いので外してよいですよ?と言われた際にはじめて、失礼しますと一言添えた上でネクタイを外すようにしましょう。また、ジャケットなども同様です。
必ず正装で臨み、企業からの提案があって初めてジャケットを脱ぐという順序を覚えておきましょう。
正装で臨むこと≒企業に対して少しでも悪い印象を与えたくない気持ちの表れとして解釈され良い評価につながるケースも多いことを覚えておきましょう!
靴
以外と見落としがちなのがこの靴の汚れです。
かかとを踏んでいる形跡があったり、泥がついていたりと靴の乱れを気にする面接官は非常に多いです。
これは、ビジネスにおいても同様で相手の靴をみるクライアントも少なくありません。
必ずオフィスに入る前に靴の汚れを確認し、もし汚れている場合は100均で打っているクリーナーなどでもよいので汚れを落とした上で、面接会場に入るようにしましょう!
カバン・提出物
身だしなみの中で最もNG理由になるのはこのカバンや提出物です。
カバンについては、提出物などを取り出す際に中身が見えることもじばしば。
カバンの中が整理整頓されているかどうかは仕事の丁寧さなどにも影響するという印象にもつながるため、必ずカバンの中身は整理整頓し不必要なものは極力入れないようにしましょう。
また、履歴書や職務経歴書などの提出物についても、かならずクリアファイルや封筒などに入れて、しわや書類が曲がるなどが起こらないように準備しましょう。
提出を求められた際にすぐにカバンから取り出し提出できるようにしておきましょう。
また、提出物の準備度合いも非常に重要です。
特に、写真も持っていっていたが切り取っていない、貼り付けていない、加えてはさみやのりを貸してくださいと依頼してくるなど、この行為でお見送りになるケースは非常に多いです。
全て前日に準備した上で臨まないと志望度が高くないのかな?という印象に繋がりますので、注意しましょう!
最後に
いかがでしたか?
今回は、本日からすぐに実践できる面接テクニックの見た目編について書かせて頂きました!
次回は返答内容編について詳しく解説しますので、こちらの記事とセットで参考にしていただけると嬉しいです。
どうしても面接となると話す内容だけに意識がいきがちですが、見た目の部分で損をしてお見送りとならないように、こちらの記事に書かせて頂いた内容もしっかりと読み込んだ上で、次回の記事もご参考ください!
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