現在、エンジニアとして活躍されている方、これからエンジニアとしてのキャリアを考えてる方、そんな方々の中に定量要素でスキル判断が難しいエンジニアにとってどのような指標で市場価値が決定されるのか?
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな疑問をお持ちの方に向けて、エンジニアの市場価値を決めるスキルをはじめ、市場価値をより高めるために何が必要か?について詳しく解説していきます!
何故エンジニアは市場価値が高いといわれるのか?
それではまず、何故エンジニアは市場価値が高いといわれているのか?その理由についてみていきましょう。
人材不足による市場価値の高騰
まず、一つ目の理由に挙げられるのは、現在日本経済において深刻な問題になっている少子高齢化に起因する労働人材の不足が大きな原因といえます。
IT業界に限った話ではないのですが、特に需要と供給の乖離が激しいIT業界。益々エンジニアの採用需要は増えていく一方で、その反面エンジニアの高齢化や若年層のIT業界離れの増加により益々市場価値が高まっているという状況です。
このような慢性的な人材不足が予測されるエンジニア人材採用の領域において、益々エンジニアの市場価値は高まっていく傾向にあると予測できます。
IT業界の市場成長

次に大きな理由として挙げられるのは、急速かつ大規模なIT業界の発展と先述の人材不足によりエンジニアの市場価値を高める結果になっているといわれています。
また、エンジニアの教育も追いていないということもよりこの事態に拍車をかけているとも言えます。
エンジニアの市場価値を決める5つのスキル
前章である程度、何故エンジニアは市場価値が高いとされているのか大枠をご理解いただけたかと思います。
では実際に、エンジニアの市場価値を決める具体的なスキルは何が挙げられるのか?が気になる方も多いですよね!
ここからは、実際に市場価値を決定づけるスキルについてご説明いたします!
プログラミングスキル
クライアントのニーズを満たすプログラミングの設計・実践スキルを保有しているかどうかが一つ目に挙げられます。
システムエンジニアとは別にプログラマーも存在しますが、システムエンジニアに求められるのは、プログラミングスキルだけではなく、設計ができるかどうか?で市場価値が変わってくることを理解しておきましょう!
システム開発におけるスキル
システム開発スキルとは、クライアントのシステム開発に関する要望に従ってクライアントに必要なシステム全体の設計図を書き、企画するスキルを指します。それ以外にも、クライアントとのニーズの本質を聞き出すヒアリング力やニーズと設計が合致するかを確認する説明・確認能力、プログラミングの基礎知識や開発チームの力量やマンパワーを正確に把握する力もシステム開発スキルには含まれることを覚えておきましょう!
運用・保守スキル
開発、実装が完了してからのシステムの保守・運用スキルが三つ目になります。
開発されたシステムを適切に運用していくためには、ネットワークやサーバーについての知識とスキルが要求されます。
縁の下の力持ちに近い分野ではありますが、これから益々ニーズが高まってくるスキルとしてあげられることが多いので覚えておきましょう!
マネジメントスキル
エンジニア、エンジニア以外の職種に関わらずマネジメントスキルは市場価値を高める上で非常に重要なスキルといえます。
特にエンジニアの場合、プロジェクトの設計・構築・運用・保守に至るまで全てを担当するケースが多く、1人でプロジェクトを進めるのではなく、基本複数人でチームを組むことが多いと覚えておきましょう。マネジメントスキルがあればマネージャーとしてメンバーの管理やプロジェクトの進行に関わることになるため、さらなるキャリアアップが望めるでしょう!
UI/UXスキル
主にサーバーサイドではなくフロントエンジニアを目指されている方は、UI/UXのスキルを身に着けておくことお勧めいたします。UI/UXのスキルとは具体的には、Webサイトやシステムを見やすくかつ洗練されたデザインで、ユーザーにとって使いやすいサイトに仕上げるスキルのことを指します。
エンジニアとしての市場価値の高め方
この章ではどのようにエンジニアとしての市場価値を高めればよいのかについて、解説していきます!
複数のキャリアパスによって市場価値の高め方も違いがあるので自分にあったキャリアパスを中心に参考にしてください!
コミュニケーション能力を高める
まず初めに、エンジニアのみならず必要とされる能力になりますが、コミュニケーション能力を高めることが一つ目のポイントです。
簡単にコミュニケーション能力を高めるといっても容易には高めることはできませんよね。
具体的な高め方としては、まずヒリアング能力を高めるところから始めてみることをお勧めします。
5whys手法を使って、物事の本質まで深堀りしていくことを癖付けることで、クライアントが何を求めているのかを明確に把握することができます。
特に、エンジニアとして上流工程を担当する場合、少しでもクライアントの要望と解釈にズレが起きると、その後のシステム開発にもズレが生じ、結果全くクライアントが求めていたものと違うものが出来上がってしまうというケースも少なくありません。今のうちから、相手のニーズを明確にくみ取る力を鍛えておきましょう!
フルスタックエンジニアを目指す
こちらは言わずもが多くのエンジニアが目標としているかと思いますがフルスタックエンジニアを目指すということも市場価値を高める有効な手段といえます。
フルスタックエンジニアとは具体的に、1人でインフラエンジニアからシステムエンジニアまでこなしてしまう何でも屋さんを指します。それだけに市場価値が高くなりますが、広く浅くということではなく、フロントエンド、バックエンドのどちらにおいてもエンジニアとしても十分に働けるだけのスキルが必要不可欠ということは覚えておきましょう!
スペシャリストを目指す
3つ目にご紹介するのはカテゴリにおけるスぺシャリストを目指すという選択肢です!
先述のインフラエンジニアもシステムエンジニアも網羅するフルスタックエンジニアよりは、ハードルが低くなります。しかしスペシャリストになるために開発の経験を積み、そのカテゴリのことなら何でも分かるというほどの知識とスキルの習得が必要になります。また、企業によってはスぺシャリストとしてのキャリアパスが描けない場合もありますので、転職の際などは各企業のジョブローテーションをしっかりと把握するようにしましょう!
開発トレンドにチャレンジし続ける
IT業界のトレンドの変化は非常に激しく、常にアンテナをはっていないとスキルや知識がどんどん鈍化していきます。そのため、エンジニアになってからも継続的に開発トレンドにアンテナをはり自身で学習や開発をチャレンジしてみるということが必要になります。高い技術があっても、古い開発トレンドにしか対応できないようでは市場価値が高まりません。新たなチャレンジを常にし続け、もっとも効率の良いものや適切なものを見つけるようにしていくことが重要だと覚えておきましょう。
エンジニアの転職を成功させるための記事のご紹介
この章では、エンジニアとしての転職を成功させるためにお役立ていただけそうな記事についてご紹介いたします!
それぞれのテーマに沿って詳細に解説しておりますので、是非ご一読の上参考にしてみてください。
●プログラマーに求められるスキル3選
最後に
いかがでしたか?
市場価値が図りにくいエンジニアという仕事においても、スキル向上、価値向上のために何が必要かご理解いただける記事になっていると幸いです。
何れも短期間で容易に習得できるスキルではありませんが、今からコツコツと積み重ねていくことで、皆様の市場価値がより高まることを願っております!
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