「キャリアアドバイザーの仕事に興味はあるけど、自分に向いているのか分からない」と思いの方は多いのではないでしょうか?
人材紹介会社の営業職は、大きく分けて企業様に営業するリクルーティングアドバイザー(RA)、求職者の方と面談を行うキャリアアドバイザー(CA)の2つがあります。
今回は、CAの仕事内容から、向いている人の特徴、CAとして成果をあげるコツをそれぞれご紹介いたします!
それぞれに向いている人の特徴を踏まえたうえで、「未経験からでも転職できるのか?」についても解説してますので、キャリア設計の参考にしてみてください!
目次
キャリアアドバイザー(CA)の仕事内容

キャリアアドバイザーは、求職者の対応をメインの業務としてに行います。
キャリアアドバイザーは、リクルーティングアドバイザーが求人企業からキャッチアップした情報をもとに、自社に登録してきた求職者へアプローチをします。
求職者へのアプローチの際に大切なことは、求人情報の提供、履歴書や職務経歴書の書きかた指導、面接日程のセッティング、条件の交渉などを担当します。
求職者と信頼関係を築き、いかに本音を聞き出せるかがキャリアドバイザーの腕の見せ所です。
求職者が紹介企業に関心をもった後、面接対策や履歴書添削などをおこない、求人企業の採用担当者との面談の日程を調整します。
求職者さんと求人企業さんの両方が納得のいく採用を増していくためには、リクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーの細かい情報共有が大切です!
また大手人材紹介会社の場合、分業型という、キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーで役割が分担されていることが多いですが、中小企業ではキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーの両方の役割担当する両面型の場合もあります。
キャリアアドバイザー(CA)に向いている人の特徴

次にキャリアアドバイザーに向いている人の特徴には以下の5つが挙げられます。
- コミュニケーション能力が高い人
- 業界や業種、求人情報のインプットが早い人
- スピード感のある対応ができる人
- 調整能力がある人
- 転職経験がある人
会社によって、求められるスキルは多少異なりますが、CAの方はこれらの特徴を持っている方が多い印象です。それぞれの特徴について詳しく解説していきます!
コミュニケーション能力が高い人
クライアント企業、求職者の双方に満足いく結果を出すキャリアアドバイザーは、双方の話に耳を傾け理解する力を持っています。つまりコミュニケーション能力が重要です。
毎日面談を行っていると、面談がルーチンワークのようになりがちです。しかし有能なキャリアアドバイザーは面談前の各種準備をしっかりと行います。事前にレジュメを読み込み、転職理由の仮説を立て、アイスブレイクのための自分との共通点を探します。
また事前に求職者に適合しそうな求人票を準備し、ふさわしいと思った理由や企業説明ができるようにしておきます。これらはすべて面談を円滑に行うための、事前準備です。
相手のことをきちんと考え、コミュニケーションを図ろうとするキャリアアドバイザーは有能です。
キャリアコンサルタントの資格を持っているけれどコミュニケーション力がなくて相手の意見を聞こうとしないアドバイザーと、資格はなくても親身に話を聞き出してくれて、カウンセリングの中で自分の強みや課題を把握することができるアドバイザー、求職者が担当して欲しいのはどちらか考えてみましょう。
業界や業種、求人の理解
キャリアアドバイザーとして求職者さんのポテンシャルに合う業界や職業を紹介するためには、、様々な業界や業種、企業に対しての情報をインプットしておくことが大切です。
「その業界や業種でどのような業務を担当するのか」や、「企業はどういった人物像を求めているのか」などといった情報をあらかじめ理解しておくと、求職者さんとの面談や求人を紹介する際に、業界や企業について詳しく説明することができ、入社後のギャップをなくすことができます。
求職者さんの魅力を伝える文章力
キャリアアドバイザーの業務の一つに、推薦状の作成というものがあります。
推薦状とは、求職者さんの魅力を求人企業に伝える推薦状のことです。
履歴書や職務経歴書だけでは伝えることができない求職者さんのその求人で生かせそうなスキルやポテンシャルを推薦状を使って求人企業の担当者に伝える文章力が求められます。
スピード感のある対応力
転職・就職エージェントはたくさんあります。求職者や求人企業からみれば、登録や求人取扱いの段階ではコストがかからないので、基本的に他エージェントとの取り合いになります。
そのため、求職者側、求人側の状況も変わります。求職者の場合は、他エージェントで転職先が決まった場合や転職する気がなくなった場合など様々あります。
求人企業の場合も、採用が決まったので求人の募集がクローズドする場合や、新たに募集をしたい職種が出てくる場合もあります。それらの情報を速やかにリクルーティングアドバイザーと共有し、正確に対応しなければなりません。
求職者やクライアント企業にノーストレスで採用活動をしてもらうためには、間に立つリクルーティングアドバイザーのスピード感と正確さ、キャリアアドバイザーとの情報共有が必要不可欠です。
調整業務が得意な人
キャリアアドバイザーは、転職者と企業の間に立って時間や日程の調整を行います。また求職者からさまざまな質問や要望がくるので、臨機応変に対応しなければなりません。
そのため決まったルーチンワークをこなす能力では無く、調整業務が得意な人のほうがキャリアアドバイザーに向いています。
企業の案件は日々オープン・クローズドをしています。求職者の状況も日々変わります。キャリアアドバイザーは情報をいち早くキャッチし、即座に対応することが求められます。効率的に業務を組み立て、スピーディーに調整を図れる人を採用しましょう。
転職を経験したことがある人
転職エージェントに登録する求職者は、多種多様な経歴や悩みを抱えた状態で、キャリアアドバイザーのもとへやってきます。
現職で悩んでいること、転職への不安、今後のキャリアについて、給料や労働環境に関する改善の希望など様々です。
求職者さんの相談に乗り、本当に悩んでいることを引き出し、その中で最適解なキャリアの選択肢を提案することは、転職経験のないキャリアアドバイザーよりも、転職経験のあるキャリアアドバイザーの方が、親身になって寄り添うことができる可能性が高いでしょう。
キャリアアドバイザーの求人は、人材業界の経験や営業経験があれば、キャリアアドバイザー自体は未経験でも就くことは可能です。
しかしながら、求職者の立場に共感して、親身になれるのは、相手の悩みを引き出し、より良いキャリアの提案をすることができるのは、経験豊富なキャリアアドバイザーです。
未経験からでも転職できる?

これまで人材紹介営業を、キャリアアドバイザー(CA)とリクルーティングアドバイザー(RA)の両面からご紹介してきました。
人材紹介の営業は未経験からでも転職できるのでしょうか?
人材紹介会社で、業界・業種未経験からでも募集している企業はとても多くあります。
未経験から転職を成功させるためには、しっかりと面接の対策を準備しておくことが大切です。
特に未経験の場合、志望動機を重視して評価されることが多いです。
人材業界への転職を志望している人は、「人と接する仕事がしたい」「人の役に立ちたい」といった転職理由を考えることが多いですよね。
しかし、こうした志望動機では転職を成功させるには弱いです。
なぜなら、多くの転職者が同じことを考えており、面接官に強い印象を与えることができないからです。
志望動機・転職理由を考える際は、しっかりと業界を研究し、人材紹介の業務を通じて実現したいことをまとめておきましょう。
さらにさまざまな人材会社の中でも、「なぜその企業なのか」について、しっかりと筋の通った意見を用意しておくことも大切です。
あらかじめ様々な質問や展開に対応できるように、返答のパターンを多く用意しておいて損はないでしょう!
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最後に
キャリアアドバイザー、もしくはリクルーティングアドバイザーとしての転職・就職にご興味がある方は、当サイトを運営しているMotoyuiエージェントまでご相談をしてみてはいかがでしょうか?
人材業界で経験豊富なキャリアアドバイザーが、面接の対策や転職後のキャリア設計まで一つ一つサポートしますので、転職は初めてという方でもご心配には及びません。
登録やご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。