転職したいがやりたいことが見つからない・・・
どうやって転職軸を設定したらよいかわからない・・・
転職を考えている方でこのようなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?
この記事では、転職軸の作り方にお悩みの方に向けて、転職軸の作り方や、気を付けるべきポイント
をご紹介いたします!
転職軸とは
端的に言えば、【前職・現職の退職理由をカバーできるもの】+【今後なりたい姿を実現する上で必要なスキル、知識、経験の習得が可能な会社】の和が転職軸となります。
よく退職理由のみを転職理由にされる方がいますが、前職辞めた理由を満たす会社という軸だけでは、エントリー企業に対して熱意や志望度の高さを訴求するには少々物足りない転職軸になることが多いです。
転職しなければならない、転職以外は譲れないという熱い思いを相手に説明できるような動機+動機を論理的に説明できること。これが転職軸設定には最も重要となります。
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転職軸の重要性について
転職軸がどのようなものであるか?はご理解いただけましたか?
では、次に転職面接において転職活動軸はどれぐらい重視されているものかについて解説していきます。
結論からいうと、転職活動における転職活動軸の重要性は、最も重要といっても過言ではないです。
その理由としては、転職面接では主に以下の質問で構成されるケースが多いです。
- 自己紹介
- 自己PR
- 退職理由
- 転職軸
- 志望理由
- キャリアビジョン
- 逆質問
退職理由、転職軸、志望理由、キャリアビジョンはそれぞれが一貫した内容になっているかどうかでその候補者の考えが浅く(甘く)ないか?、次は定着できそうか?、活躍できそうか?が判断されます。
つまり、一貫性が感じにくい場合、まだどのような会社や仕事であれば自分が頑張れるか理解していない方≒定着が見込めない方という印象になります。逆に一貫性を感じる場合、決意が固い、熱意を感じるという評価につながり、自社では定着して頑張ってくれそうだという印象に繋がり評価される傾向にあります。
まとめると、転職軸が明確に定まっていること=次の会社への覚悟感・熱意として評価されますので、転職成功には最も重要な項目だということを頭に入れておきましょう!
転職軸の設定の仕方
前職・現職での離職理由を整理する
転職のきっかけとなった理由を全部書き出します。ここで大事な事は自分の気持ちに素直になって書き出すことです。離職理由は複合的なことが多いので、まずは自分に素直になって辞めた理由をリストアップしましょう。
次のステップは、その理由の中で順序を整理しましょう!
離職の決め手になった理由もあれば、そこまで大きくはないが離職理由の一つであるというものも存在するかと思います。離職理由となった要素の順序を整理し、自分はどのようなことで離職を考えるのか?をまずは自分で理解しましょう。
離職理由の順序が整理できたら、次の職場では必ず満たさないといけないボーダーラインを設定しましょう。大小の離職理由の中で、どこのラインを越えた場合また離職を考える可能性があるのか?解像度を上げることが大切です。
最後にボーダーラインの中で次の職場必ず担保されないといけない項目と、それを改善できる環境、会社はどのような会社なのかを明確しましょう!
ex.離職理由:シフト制の平日休み⇒転職軸:土日祝休みの完全週休2日制
ありたい姿・目指す姿から転職軸を設定する
先ほどは離職理由からの転職軸を設定しましたね!それだけではまだ、転職軸としては未完成です。
次はあなたの将来こうなりたい、こうありたいという姿を思い描きながら、その為にどのようなスキル・知識・経験を積む必要があるのか?それが実現可能な会社はどのような会社なのか?どのような仕事なのか?について解像度を上げて転職軸に設定する必要があります。
例えば、将来自分の会社を持ちたい(起業したい)という方の場合、そのために必要なスキル・知識・経験で上がられるのは、経営についての原理原則を理解できる仕事。
経営についての原理原則を理解するための手段を細分化すると、
- 社長の人脈を作れる仕事
- 社長(自社)の距離の近いポジションで経営ノウハウを学べる会社
- 業務遂行に企業の経営指標の理解が必須となる仕事
のような手段をあげることができます。
ではここから、手段を具体的な対象まで落とし込んでいきましょう!
- 社長の人脈を作れる仕事⇒トップアプローチがメインの営業職
- 社長(自社)の距離の近いポジションで経営ノウハウを学べる会社⇒スタートアップ、零細企業
- 業務遂行に企業の経営指標の理解が必須となる仕事⇒戦略コンサル、M&Aアドバイザリー
大事なのは、軸と具体的にそれはどんな会社・仕事なのか?までをしっかりと理解することが重要です。
もし、軸までは設定できたが具体的な仕事・企業まで落とし込めない場合は転職エージェントに相談してみるのもひとつの手段としてお勧めします。
転職軸設定の際に気を付けるべき3つのポイント
優先順位をつける
全ての転職軸を満たす就業先を見つけることは非常に難しいです。特に未経験でチャレンジする場合、その難易度が増します。
大事なのは転職軸の中でMustとWantを明確に線引きしておくことです。またMust要素は多くても3つに絞ることをお勧めします。転職市場は離職後のブランク期間を懸念しますので、活動を進めながら進捗をみてMust要素の見直しが必要になるとことを念頭に置いておきましょう!
条件面重視の内容になっていないか
休日、残業時間、年収など転職する上で非常に重要な要素であることは理解しています。ただし、転職軸が条件面に偏り過ぎている方で転職成功されている方は多くありません。
大事なのはその企業の価値観やビジョンへの共感度合いも重要な判断材料になるからです。
職業探しは恋人探しとはよくいったもので、外見やステータスの評価よりも自分の価値観や考えに対しての共感や同調も非常に大事ですよね?採用においても同じことがいえます。
自社の考えや価値観、ビジョンへの共感度合いが高いほど、自社に対しての熱意や志望度を感じるわけですので、その点を踏まえた上で転職軸を設定することも意識しましょう!
転職軸と実際の選考参加企業にブレがないか?
折角転職軸が設定できたのに、実際に選考を進めている企業が全く軸に沿っていない方をお見掛けします。
採用サイドもどれだけ軸が明確な方でも実際の選考企業が全く親和性がない場合、この候補者の軸は本当なのか?軸がぶれている?などの懸念につながるケースが多いです。
転職軸は設定することがゴールではありません。実際の行動をブレがないか?ブレる場合は、何が原因かを追究し、うそ偽りない軸を再度見直すことをお勧めします。
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最後に
いかがでしたか?
特に初めての転職の方はわからないことがたくさんありますよね?
そんな時は転職エージェントに相談することや、転職成功された方からアドバイスをもらうことも有効な手段です!
腰を据えて働ける仕事を見つけられるよう参考にしていただけると嬉しいです!
また、手に職をつけたいと漠然とした軸で留まっている方は以下の手に職をつける仕事についての記事ご参照ください。