ここ数年、未経験からITエンジニアに転職を希望される方が増えています。実際、IT業界の転職市場は売り手市場が続いおり、特にITエンジニアは需要が高い傾向にあります。
またエンジニアの需要の増加とに比例してにプログラミングスクールも増加しています。
このことから、未経験でITエンジニアを目指す方はスクールに通った方がいいのか、それとも独学で学習していくのか迷われると思います。
そこで今回は独学とスクールそれぞれのメリット・デメリットを紹介していこうと思います。
目次
そもそも未経験からエンジニアになれるの?
結論から言うと未経験でもエンジニアにはなれます。しかし、そう簡単ではありません。
未経験といってもまったくプログラミングもしたことのない人などは転職を成功させるのは厳しいでしょうし、
仮に転職に成功しても誰でもできるような仕事を任されたり、プログラミング自体をさせてもらえない環境に配属されたり
と言う可能性もあります。
そうならないためには転職前にある程度スキルを身につける必要があります。
その際に独学を選ぶか、プログラミングスクールを選ぶかで迷うことになるでしょう。
そこで次に、独学とプログラミングスクールそれぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。
独学のメリット・デメリット
メリット
・適正次第では数ヶ月で習得可能
人によりますが、適正があれば秋冬は数ヶ月で可能だと言われています。
また、以前にプログラミング言語に触れた経験がある方などは比較的習得は早い傾向にあります。
選ぶ言語にもよっても習得難易度が変わるため、言語の選択でも習得スピードは変わるでしょう。
・自分のペースで学習できる
スクールに通うと基本的にカリキュラムが決められており、期間内に進めて行かないといけません。
しかし、独学はあいた時間で自分の学習したい内容を学習できるので自分のペースでのんびりやりたい方にとっては
メリットと言えるでしょう。
・費用がかからない
スクールに行くと入学費や受講料などの費用がかかります。また、受講期間や転職サポートがつくかどうかでも費用は変わります。
独学の場合、全くお金をかけずに勉強することもできるでしょうが、月額課金のプログラミング学習サイトを利用する方が多いです。
人気で初心者がよく利用するのが、Progateとドットインストールです。
Progate
Progateはゲーム感覚でプログラミングを学習できるサービスです。本来プログラミングを実行していく上で必要な環境構築を必要としないので、誰でも手軽に始められるのが特徴です。
ドットインストール
ドットインストールは全てが動画教材になっています。1つの動画が3分程度なので集中して継続できるようになっています。自身のPCにプログラムを実行する環境を構築しないといけないところが、Progateよりも難しいところだと言えます。しかし、環境構築の解説動画も用意されているため初心者の方も安心して受講できるでしょう。
月額課金ではありませんが、Udemyもおすすめです。
Udemy
Udemyは100,000以上の講座があるオンライン学習プラットフォーム。教えたい人が自由に講座を開き、学びたい人が学べるサイトです。ドットインストールと同じ教材は動画となっていますが、月額課金ではなく買い切り型になっています。料金は動画によって異なりますが、中には1万円を超える教材も存在します。しかし、Udemyでは不定期ではありますが、頻繁にセールが行われています。最大で90%offの割引のものもあり、1000円ほどで購入できることもあります。教材の内容は買ってみないとわからないため、実際に自分が求めていた内容ではない可能性もあるため、そこがデメリットであると言えます。
まとめると
- Progate 月額980円
- ドットインストール 月額1080円
- Udemy 1教材 約1200円
- 書籍 3000〜4000円
教材にもよりますが、1ヶ月1万円もかからないくらいかなと思います。
独学の場合、1から自分で考えてポートフォリオを作成することになります。
ポートフォリをの作成のポイントをまとめた記事がございますので作成時のご参考にしてください。
関連記事: 【未経験エンジニア必見】 ポートフォリオ 作成時の4つのポイント
デメリット
・挫折しやすい
プログラミング学習は習得しやすい言語でも数ヶ月かかったりするのでモチベーションを維持して学習するのが難しく、今の勉強法は合っているのかなど不安に駆られたり、スクールと違い自分のペースで学習できるが故に、甘えてしうと言うこともあります。そのため、スクールに比べると挫折しやすいと言えます。
・質問ができない
スクールと違いわからないことがあってもすぐに質問できる環境ではないため、わからないことがあっても初心者の場合、一日かけて調べて解決すると言うこともあります。しかし、そのような場合でも質問ができれば5分で解決できると言うことも結構あります。このことから、初心者の方は質問ができないことで学習効率が下がることがよくわかります。
スクールのメリット・デメリット

メリット
・好きな時に質問できる
オンラインでもオフラインのスクールでも講師に質問できるようになっているため、わからないことがあっても質問してすぐに解決することができます。独学だと何時間もかかるところを数分で進められるので学習効率を上げられるのはスクールの大きなメリットだと言えます。
・挫折しにくい
スクールにもよりますが、同じタイミングで受講している方が身近にいたり、講師の方にわからないことや、不安なことがあれば都度相談することができるのでモチベーションを維持して学習を続けられます。
・転職サポート
転職サポートがついているスクールも多く存在しており、受講後も転職サポートを受けて転職成功するまで一貫してサポートを受けられるため、エンジニアへの転職を目的にしている方は転職サポートのついたスクールで受講することで高確率で転職できるようになるため、大きなメリットだと言えます。
デメリット
・お金がかかる
大体1〜3ヶ月の期間内で受講している方が多いですが、受講費用にすると13〜30万円くらいになるため、独学に比べると学習コストは圧倒的に高いと言えます。経済的に余裕がある方や、本気でエンジニアを目指している方でないとスクールを受講するのはなかなか決断しにくいのではないかなと思います。
・仕事をやめないといけない
スクールによっては、受講期間のカリキュラムが完全に決められており働きながら受講できないケースもあります。働きながら受講できないことで収入が途切れるので、精神的にキツくなると言えます。
・確実にスキルが身につくわけではない
スクールに通ったからと言ってスキルが必ず身につくと言うわけではありません。スクールに通って言われた通りの内容をこなすだけではスキルは身に付かず自分で考えて積極的学ぶ意思がないと成長できません。
ではスクールを選ぶ場合どのようなスクールを選べばいいのでしょか?
スクールの選び方
まずオフラインかオンラインそれぞれどんな方におすすめかをご紹介します。
オフラインのスクールはこんな方におすすめ
・リアルタイムで講師に質問したい方
・モチベーションの維持に不安がある方
・都心部にお住まいの方
・経済的に余裕がある方
オンラインのスクールはこんな方におすすめ
・モチベーション維持ができる方
・地方にお住まいの方
・仕事をされている方
・できるだけ学習コストを抑えたい方
地方にお住まいの方にはそもそも通えるはにないにスクールがない可能性の方が高いのです
また現職中の方も通学の時間を確保することが難しいので仕事をやめない限りはオンラインスクールを
選択することになるでしょう。またオフラインスクールの方がオンラインスクールより受講料は高額になるためご自身の経済状況に合うスクールを選ぶのがいいでしょう。
次に転職サポートがあった方がいいのかをご紹介します。
転職サポート付きスクールはこんな方におすすめ
エンジニアに最短で転職したい方は転職サポートありのスクールを選ぶべきでしょう。
転職サポートを受けることで面接対策や書類の添削なども行ってくれますし、スクールで案内してくれる企業は未経験でも採用する気が元々ある企業のため、転職の成功率はかなり高いでしょう。しかし、普通に転職サイトを利用する企業の中には、即戦力になるエンジニア経験者を採用するつもりの企業もかなり多いです。ですので、いくらスクールを卒業していても、実務未経験では書類選考で弾かれることが多いです。
まとめ
スクールにも独学にもメリットデメリットはそれぞれありますが、最短で転職を望む方はスクールを選ぶのが良いでしょう。講師に質問もできるので短時間で質の高い学習ができるでしょう。
また、スクールを検討されている方もいきなりスクールに入るとプログラミングが合わなかったり、思っていたイメージと違ったりで高い受講料を払ったのにも関わらず挫折してしまう可能性もあります。
なのでまずは独学でProgateやドットインストールでプログラミング学習を試してみて、エンジニアの働き方をイメージしてからスクールを検討してみるのがいいでしょう。
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